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セサミンによる体質・体調改善(疲労回復)

「沢山休んでも疲れが取れない!」という方には、ゴマに含まれているセサミンがおすすめです。
このセサミンは、ゴマ1粒あたりにわずか1%程度しか含まれていませんが、疲労回復に効果があります。
では、セサミンは体内でどのように作用して、疲労回復をもたらすのでしょうか?

1.肝機能低下が疲労の原因となる

セサミンの作用に関する説明の前に、まず疲労の原因についてお話します。
沢山寝ても疲れがとれない場合は、肝機能の低下が考えられます。
肝臓は、主に体にとって必要なエネルギーや物質の合成と、アルコールなどの有害物質を無害化する働きを行う臓器です。
そして、肝臓には常に大量の血液が流れ込んでいます。
肝臓では、この血液をミトコンドリアという細胞で化学処理を行い、エネルギーを生産しています。
しかし、この過程で活性酸素が大量に発生します。
活性酸素が大量に発生してしまうと、細胞にダメージを与えて傷つけます。
すると、細胞の機能が低下して様々なトラブルを引き起こします。
肝機能が活性酸素によって低下してしまうと、食べ物から摂取した炭水化物や脂質、タンパク質をスムーズにエネルギーに変えることが出来ず、エネルギー不足を起こして疲労に繋がります。
また、タンパク質を代謝する過程で発生する、毒性の高いアンモニアの解毒が正常に行われず、代謝作用などの化学反応を阻害します。
アンモニア自体が疲労物質となるため、アンモニアを尿素に変えて尿として排出しなければ疲労が増加します。
さらに、肝臓は脳と神経細胞をつなぐ神経伝達物質の合成にも関わっているため、活性酸素によって肝機能が低下してしまうと、ドーパミンなどが正常に合成されず精神面でも疲れなどが起こります。
このように、活性酸素は肝機能に悪影響を与え、疲労の原因となります。
この肝機能の低下を防ぐために効果的な成分が、ゴマに含まれているセサミンです。

2.セサミンの抗酸化作用は疲労回復に効果がある

セサミンを摂取すると、肝臓に到達した後に強い抗酸化成分に変化します。
そして、肝臓で発生する活性酸素を直接除去することができます。
肝臓は活性酸素を多く発生させる場所ですが、抗酸化物質の多くは水溶性であるため、肝臓に到達する前に吸収されてしまいます。
その点、セサミンは脂溶性であるため、胃腸で吸収されずに門脈という部分で吸収されて肝臓に到達することができます。
このように、セサミンは肝臓にしっかり到達することができる数少ない成分であるため、肝臓の活性酸素の除去に大変役立ちます。
セサミンによって活性酸素を除去することで、肝機能が向上して代謝作用や分解作用がスムーズに行われるようになります。
そして肝機能が向上すると、代謝作用も正常に行われるようになり、エネルギーも十分に生成されて疲れが溜まりにくい体となります。
また、ります。
セサミンの抗酸化作用で活性酸素をしっかり除去すると、肝臓の解毒作用も高まります。
すると、アンモニアといった疲労に繋がる有害物質も無害化されて疲労が回復します。
さらに、セサミンは精神面の疲れにも効果があります。
セサミンで活性酸素を除去し肝機能が向上すると、ドーパミンなどの神経伝達物質の合成作用も高まり、精神面の疲れを解消します。
ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの分泌も促進し、ストレスによる精神面の疲れも改善します。
セサミンの疲労回復に役立つ働きは、抗酸化作用だけではありません。
セサミンには、植物性エストロゲンと呼ばれる、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きをする成分です。
します。
女性ホルモンは、加齢とともに減少します。
特に40代以降になると、大きく減ってしまい、自律立神経の乱れや更年期障害による疲れを起こします。
セサミンのもつエストロゲンと似た働きは、自律立神経の乱れや更年期障害を防ぎ、睡眠にも良い影響を与えて疲れの解消へと導きます。

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