1-1.ピルの特徴
ピル(低用量)とは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が少量ずつ含まれている錠剤です。
ピルを摂取すると、エストロゲンとプロゲステロンが脳下垂体に働きかけ、卵胞を成熟させるホルモンの分泌を抑えます。
これにより、排卵が止まって避妊が可能になるのです。
また、女性ホルモンのバランスを整える働きがあるため、避妊だけでなく月経不順やニキビなどの改善にも役立ちます。
1-2.ピルと飲み合わせないほうが良いサプリメントの特徴
避妊に効果があるピルは、「セントジョーンズワート」という成分が含まれるサプリメントと併用をしてしまうと、ピルの効果を弱めたり、不正出血の原因になったりする恐れがあります。
また、プエラリアやピンキープラスなどのバストアップサプリは、大豆イソフラボンの約1000倍ほどの強いエストロゲン様成分が含まれているため、ピルと併用してしまうと女性ホルモンの過剰摂取となってしまいます。
エストロゲンが多すぎると、かえってホルモンバランスが乱れ、めまいや吐き気といった症状を引き起こす恐れもあるのです。
セサミンも「植物性エストロゲン」と呼ばれている成分であり、体内に取り入れることでエストロゲンと似た働きを行ってくれます。
ゴマに含まれているセサミンの量は、一粒あたりわずか約1%と非常に少ないですが、サプリメントは一粒一粒に成分が凝縮しています。
このため、ピルを飲んでいる期間にセサミンのサプリメントを摂取する場合は、必ず医師に相談しましょう。
ピルを服用中にセサミンを摂取したい場合は、サプリメントではなくゴマから摂取しましょう。
その際も、ゴマの食べ過ぎには注意して適量を心掛けることが大切です。
ゴマはセサミンだけでなく、脂質を多く含んでいるため食べ過ぎてしまうと肥満に繋がってしまいます。
セサミンをゴマから摂取する場合は、ゴマが硬い殻に覆われていないすりゴマやゴマペーストから摂取すると吸収率が良いのでお勧めです。
ピルには、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが少量ずつ含まれています。
エストロゲンの過剰摂取は、かえってホルモンバランスを乱してしまう恐れがあります。
このため、植物性エストロゲンであるセサミンのサプリメントとピルをあわせて摂取する場合は、必ず医師に相談しましょう。
また、ピルを服用中にセサミンを摂取するなら、ゴマを料理に適量使用するなどして、なるべくゴマから摂取するようにしましょう。