ゴマを炒ってから擦り続けると、脂肪分が出てペースト状態になります。
これをゴマペーストといい、練りゴマとも呼ばれています。
ゴマペーストは、パンに塗って食べることもできますし、様々や料理に活用することができます。
セサミンをゴマから摂取するなら、このゴマペーストを食べることがおすすめです。
2-1.セサミンの吸収率が高い
セサミンは、ゴマにわずか0.4%~1%程度しか含まれていない貴重な成分です。
そしてゴマは固い殻に覆われているため、そのままの状態で食べると消化できず、わずかな量のセサミンでさえ十分に吸収することはできません。
ゴマはわずか2㎜程の大きさであるため、ほとんど噛まずに飲み込まれることが多いからです。
それに対してゴマペーストは、ゴマを炒った後擦って作るので、セサミンをより吸収しやすくなります。
ペースト状になるとゴマの密度も増し、より効率よくセサミンを摂取することができます。
2-2.様々な料理に活用できる
ゴマペーストは、ごま豆腐やごまだれなど様々な料理に活用することが可能です。
サプリメントに抵抗がある方や薬を飲み込む力が弱い方は、ゴマペーストを利用すると毎日の食事の中でセサミンを沢山摂取することができます。
またゴマペーストなら、子どもから高齢者まで幅広い年代の方が気軽に食べることができるのでおすすめです。
3-1.ゴマを炒る
まず、ゴマをフライパンで約10分間程度炒りましょう。
3-2.すり鉢で擦る
次に、フライパンで約10分程度炒ったゴマをすり鉢に移して、すりこぎで擦りましょう。
あまり時間がない場合は、途中でお皿に移してから電子レンジにかけると、時間を短縮することができます。
3-3.裏ごし器にかける
ゴマを擦り続けると、だんだん粘り気がでてきます。
さらに擦り続けると、油分によって周りにへばりつくようになり、ドロッとした練りゴマの状態になっていきます。
この練りゴマの状態になったら裏ごし器にかけ、滑らかな状態になったら完成です。
セサミンをゴマペーストから摂取するなら、黒ゴマがおすすめです。
黒ゴマの色素成分であるタンニンやアントシアニンも抗酸化作用が強いため、ガンの予防に期待ができます。
また、黒ゴマは白ゴマと比べると油脂分が少ないというメリットがあります。