1-1.40代に更年期障害で悩む人が増える理由
40代は、更年期障害で悩む女性が増える年代です。
まず更年期とは、平均的な閉経年齢である50.5歳の前後10年間を指します。
ですので、更年期が始まる40代後半に症状が現れることが多いのですが、中には40代前半から症状が出る人もいます。
この年代に更年期障害がおこる原因は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの減少です。
女性が閉経を迎える頃になると、卵巣の機能が閉経を迎える前と比べて働かなくなります。
このため、卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンの量が減少していきます。
その結果、女性ホルモンと自律神経のバランスをコントロールしている脳の視床下部が混乱し、上手く働かなくなってしまいます。
すると、自律神経も乱れてしまい、ほてりや頭痛、動機やめまいなどの症状が現れてしまうのです。
また、エストロゲンは意欲や関心などの精神面にも関わっているため、エストロゲンが減少してしまうと、やる気がなくなったり、イライラしてしまったりするなど気持ちが不安定になる場合もあります。
1-2.セサミンが更年期障害を予防するメカニズム
ゴマ一粒あたりにわずか約1%程度しか含まれていないセサミンは、そんな更年期障害の予防に役立つ成分です。
このセサミンは、実は「植物性エストロゲン」とも呼ばれているのです。
植物性エストロゲンとは、エストロゲンとよく似ている構造の成分で、植物に含まれています。
この植物性エストロゲンを摂取することで、体内でエストロゲンと似た働きをしてくれます。
すなわち、セサミンを摂取することで、40代に入り減少してしまったエストロゲンの働きを補うことができ、その結果自律神経のバランスも保つことができるのです。
そして、自律神経のバランスが保たれることで、更年期障害の予防が実現されるのです。
2-1.40代から糖尿病が増える理由
糖尿病は、40代を過ぎると増え始める傾向があります。
また、2009年に行った厚生労働省の調査によると、糖尿病が強く疑われる人と糖尿病予備軍の人の割合が、60~70代だけでなく40~50代でも増えていることがわかりました。
40代から糖尿病にかかるリスクが高くなる理由は、若い頃から長く続けていた乱れた生活習慣やホルモンバランスの乱れ、運動不足などが考えられます。
また、20~30代に発症していた糖尿病が、10~15年程度経ってから出てくる場合もあります。
40代に多く見られる糖尿病の初期症状としては、疲れやすさや頻尿、異常な喉の乾きや空腹感などが挙げられます。
2-2.セサミンが糖尿病を予防するメカニズム
2-2-1.抗酸化作用でインスリンの分泌を促進する
糖尿病を予防するためには、血糖値を下げるためにインスリンの分泌を促すことが大切です。
セサミンは、このインスリンの分泌を促進する効果に期待できる成分です。
セサミンを摂取すると、肝臓に到達した後に強い抗酸化物質へと変化します。
すると、その強い抗酸化力で細胞を酸化させる活性酸素を十分に除去してくれるのです。
インスリンは、膵臓にあるβ細胞から分泌されるため、このβ細胞をセサミンの力で活性酸素のダメージから守ることで、インスリンが上手く分泌されるようになります。
2-2-2.抗酸化作用でミトコンドリアの働きを守る
糖尿病を予防するためには、食べ物などから取り入れたブトウ糖を上手くエネルギーに変える必要があります。
その重要な働きを行うのが、細胞に存在するミトコンドリアです。
しかし、ストレスなどによって体内で過剰に発生した活性酸素は、このミトコンドリアにダメージを与えます。
セサミンを摂取することで、強い抗酸化力によって活性酸素がしっかり除去され、ミトコンドリアの働きを守ることができます。
すると、そのミトコンドリアの働きで、ブトウ糖をエネルギーに上手く変えることができ、血糖値の上昇を防ぐことに繋がるのです。