ミャンマーは、ゴマの4大生産国の一つであり、沢山のゴマを栽培しています。
世界のゴマの生産量は、年間で約350万トンです。
そのうちの、約6割をミャンマーやインド、中国が占めています。
ゴマは中国でも生産されていますが、残留農薬やコストが高い等の問題点から、一部の生産地は中国からミャンマー北部へと移動し、ミャンマー北部でゴマの生産が続けられています。
ミャンマーでは、約60~85万t作られていて、その中の約13000トンを日本に輸出しています。
ミャンマーで生産されるゴマの背丈は、南アメリカとアフリカの中間程度です。
ミャンマーでは、食品用と搾油用の両方のゴマが作られています。
几帳面で勤勉な国民性を持つミャンマーで作られるゴマは、味も良くて品質が高いです。
また、ゴマの種は一般的に手でまかれますが、ミャンマーでは、ゴマの種をまく道具が使われています。
ゴマをまく道具には小さな穴が開いており、そこから一直線にゴマを落としてまくことができます。
ミャンマーでは、こういった道具を使い丁寧にゴマの栽培が行われています。
ゴマには、白ゴマや黒ゴマ、金ゴマといった種類があり、その数は約3000種類にも及びます。
ゴマの主要生産国であるミャンマーでは、主に黒ゴマや白ゴマが作られています。
ゴマを沢山消費する日本では、食用黒ゴマの輸入量全体の約7~8割をミャンマーから仕入れています。
このように、ミャンマー産のゴマは、和食を食べる日本では欠かせません。
黒ゴマは、黒い表皮に抗酸化作用に優れた成分が含まれており、食べることで悪玉コレステロールを減らし、ガンなどの病気を予防することができます。
ミャンマー産のゴマは、食品用だけでなく、セサミンのサプリメントにも使われています。
海外産、とくにあまり見かけないミャンマー産のごまと聞くと安全性が気になる方も多いと思います。
ですが、多くのゴマ製品販売メーカーは、自ら原産国へ赴き、現地の生産者や販売者と密接な信頼関係を築いています。
残留農薬などの心配もありますが、基準値を超えるものやリストに含まれていない農薬が検出されたものは、輸入・販売ができません。
このように輸入品のごまにはしっかりと規制がされているので、ミャンマーを含む海外産のごまは安心して取り入れることができます。
とくにごまの輸出大国であるミャンマーは、ごまが貴重な外貨の収入源です。
世界各国に輸出しているミャンマー産のごまは、安全性・信頼性は高いと言えるでしょう。