1-1.60代以降の薄毛の原因
1-1-1.活性酸素による老化
60代を過ぎると、男女問わず薄毛に悩む人は増加します。
青年期や中年期に起こる薄毛の原因は、生活習慣の乱れや偏った食生活、遺伝などが関係していました。
しかし、60代以降に発生する薄毛は、主に老化が原因です。
この体を老化させる原因の一つとなるのが、体内で発生する活性酸素です。
活性酸素は、人が呼吸によって酸素を吸うことで自然と発生し、体内に侵入した細菌やウイルスと戦ってくれる働きがあります。
しかし、活性酸素はストレスや紫外線などの影響を受けると過剰に発生してしまいます。
すると、過剰に発生した活性酸素は、健康な細胞まで酸化させて機能を低下させるため、老化の原因となるのです。
特に、髪を生成する役割のある毛母細胞が活性酸素によって老化してしまうと、その機能が低下して薄毛に繋がってしまいます。
1-1-2.女性ホルモン(エストロゲン)の減少
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、髪を生成する働きのある毛母細胞を活性化させたり、脱毛を促す男性ホルモン(テストステロン)の影響を抑制したりする働きがあります。
しかし、このエストロゲンの分泌量は、20代にピークに達しますが、60代を過ぎると大きく減少してしまいます。
したがって、年齢を重ねてエストロゲンが減少すると、健康な髪を生成できず抜け毛まで増えてしまうのです。
1-2.セサミンが薄毛を抑制するメカニズム
1-2-1.抗酸化作用で老化を抑制する
ゴマに含まれているセサミンは、体内に取り入れると肝臓にたどり着いた後に、活性酸素を除去する抗酸化物質に変身します。
このセサミンの抗酸化力は強いため、体内で発生する活性酸素をしっかり除去することができるのです。
それにより、髪の生成に関係する毛母細胞の老化の進行を防ぎ、薄毛の抑制が叶えられるのです。
1-2-2.エストロゲンと似た作用で健康的な髪を維持する
実は、セサミンは「植物性エストロゲン」とも呼ばれており、植物に含まれているエストロゲンとよく似た構造の成分なのです。
この植物性エストロゲンを摂取することによって、体内で女性ホルモンと似た働きを行ってくれます。
ですので、セサミンを体内に取り入れることで、加齢によって減少したエストロゲンの働きを補うことができます。
そして、そのエストロゲンと似た作用によって、毛母細胞の働きが活性化されて健康的な髪を作り出すことができるのです。
さらに、男性ホルモンの影響を抑制し、抜け毛を防いでくれるのです。
2-1.シワの原因とは
2-1-1.活性酸素による影響
活性酸素は薄毛だけでなく、60代以降の人を悩ませるシワやたるみの原因にもなります。
この活性酸素は、皮膚の弾力やハリを保っているコラーゲンやエラスチンなどの細胞を酸化させて破壊します。
これによって皮膚の弾力やハリが失われてしまい、シワやたるみが出来てしまうのです。
2-1-2.女性ホルモン(エストロゲン)の減少
若い頃は多く分泌されていた女性ホルモンのエストロゲンは、60代を過ぎると大きく減少してしまいます。
このエストロゲンには、表皮の内側にある真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの産生を促進させる働きがあるため、加齢に伴って減少してしまうと肌の弾力やハリを保てずにシワやたるみとなってしまうのです。
2-2.セサミンがシワを抑制するメカニズム
2-2-1.抗酸化作用でコラーゲンやエラスチンを守る
セサミンは、その強い抗酸化力でコラーゲンやエラスチンを活性酸素による酸化から守ることができます。
そして、コラーゲンやエラスチンが守られることで、皮膚の弾力やハリをキープしてシワやたるみを抑制し、若々しい肌へと導かれるのです。
2-2-2.エストロゲンと似た働きでコラーゲンの産生を促進する
前項でもご紹介したように、セサミンは植物性エストロゲンとも呼ばれている成分です。
ですので、セサミンを摂取することで、加齢によって減少していたエストロゲンの働きを得ることができます。
そのエストロゲンと似た働きによって、真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの産生を促進し、弾力とハリのある肌が叶えられるのです。