セサミンは、ゴマ全体の約1%程度にしか含まれていない非常に希少価値のある成分です。
ゴマに含まれているゴマリグナンという成分の約50%をセサミンが構成し、人の健康面で様々な効果を発揮しています。
セサミンの大きなメリットは、脂溶性の成分であるため肝臓までたどり着くことができ、強い抗酸化成分に変化をする点です。
人の体内で発生する活性酸素は細胞にダメージを与え、老化やガンを引き起こします。
その活性酸素は、肝臓で最も多く発生します。
肝臓が活性酸素によってダメージを受けると、肝臓の機能が正常に動かなくなり、体調不良や疲れやすいといった症状が現れやすくなります。
そしてその状態を放置してしまうと、さらに肝臓関連の疾患を起こしやすくなります。
また肝臓の機能の衰えだけでなく、過度のアルコール摂取や食べ過ぎ、肥満などは肝臓がんや肝炎などの原因にも繋がります。
このような疾患の原因になる活性酸素を除去する効果に期待ができる成分が、セサミンです。
抗酸化成分の多くは水溶性であるため、活性酸素を沢山発生させている肝臓にたどり着く前に消化や吸収をされてしまいます。
しかし、セサミンは脂溶性の成分であるため肝臓にたどり着くことができ、肝臓で強い抗酸化成分に変身して、老化やガンの原因となる活性酸素を除去することができます。
肝臓は、人間の体を構成するアミノ酸やタンパク質などの成分の合成や有毒な物質の分解、胃腸で分解をした糖質をグリコーゲンとして蓄える機能など、人間の健康のために重要な働きをする大切な臓器です。
肝臓が体のために果たしている役割は、約500以上もあるといわれています。
セサミンは、そんな人間にとって重要な臓器で力強く活性酸素と戦ってくれる、価値のある成分なのです。
セサミンの抗酸化作用は老化やガンを防ぐだけでなく、疲労回復や生活習慣病の予防、美肌などにも効果が期待できます。
セサミンを多く含んでいるゴマリグナンは、ビタミンEの働きと一緒に悪玉コレステロールを軽減する役割があります。
コレステロールは体内にある細胞膜に脂質としてありますが、そのコレステロールが悪玉コレステロールになってしまって酸化すると、心筋梗塞や動脈硬化を引き起こす可能性があります。
セサミンは肝臓にて優れた抗酸化成分になるため、この悪玉コレステロールの酸化を防ぐ効果に期待ができます。
セサミンには血圧低下作用があり、高くなっている血圧を下げることができます。
これまでの研究の結果、セサミンには活性酸素を抑制する抗酸化作用の他、人の体内の血管を広げる作用があることがわかっています。
体内で発生する活性酸素は血管を傷つける恐れがあり、傷ついた血管は破れやすくなります。
そして、動脈硬化を起こしてしまうと血管が狭くなります。
セサミンは酸化を防ぐ作用と血管を広げる作用があるため、動脈硬化や高血圧を防ぐことができるのです。
血圧が正常であれば、血行が良くなり心臓にも良い影響を与えます。
このように、セサミンのもつ力は様々な効果を生み出すのです。