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セサミンによる体質・体調改善(二日酔い防止)

ゴマ1粒にわずか1%程度しか含まれていないセサミンは、肝臓で働く抗酸化物質です。
セサミンの持つ抗酸化作用は、二日酔いの予防に大変効果があります。
では、二日酔いが起こる仕組みと、セサミンの抗酸化作用がどのように二日酔いの予防に役立つのかご紹介します。

1.二日酔いが起こる仕組みについて

お酒を飲むと、体内に取り込まれたアルコールは肝臓で分解されます。
この処理の際につくられるアセトアルデヒドという有害物質が、二日酔いの原因となります。
肝機能を上回る量のアルコールを摂取すると、アルコールの分解処理が追い付かなくなり、血液中のアセトアルデヒド濃度が上昇します。
すると、頭痛や吐き気といった二日酔いの症状が起こります。
二日酔いを予防するためには、毒素を分解する働きのある肝臓の機能を高めることと、アルコールの分解を促進する成分を摂取することが望ましいです。

2.セサミンの二日酔い防止効果

2-1.抗酸化作用でアルコールを分解する機能を高める
アルコールを摂取すると肝臓で分解されますが、この際に活性酸素が多く発生します。
活性酸素が多いと、肝臓の細胞を酸化させて肝機能が衰えてしまいます。
この活性酸素によって肝機能が低下してしまうと、肝臓のアルコール分解機能が正常に行われなくなり、アルコールを分解しきれず二日酔いを引き起こします。
そのため、肝機能を高めるためには、活性酸素を除去する必要があります。
セサミンは、肝臓で発生する活性酸素を直接除去することができる成分です。
セサミンを摂取することで、アルコールによって発生した活性酸素を除去し、肝臓のアルコール分解機能を高めることができます。

2-2.アルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素を活性化させる
セサミンは、肝臓の分解機能を高めるだけでなく、アルコールとアセトアルデヒドを分解する酵素を活性化させる働きもあります。
セサミンのサプリメントを販売しているメーカーの研究結果によると、セサミンによってアルコールを分解する酵素(ADH)が約1.68倍、アセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH)は約3倍まで増加したことがわかりました。
このように、セサミンは肝機能を高めてアルコールの分解を促進するだけでなく、アルコールを分解する酵素も活性化させるため、二日酔いに大変効果がある成分といえます。
また、セサミンを含むゴマには多くの脂質が含まれているため、胃で吸収される時間が長いです。
その結果、ゴマはアルコールの腸での吸収速度を遅くし、血中アルコール濃度の急激な上昇を防ぐことができます。

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