セサミンはゴマに含まれている成分ですが、ゴマをそのまま食べてもセサミンを十分に摂取することができるとは限りません。
なぜなら、ゴマを覆っている表皮は硬いため、そのままの状態で食べても消化してセサミンを吸収することは難しいです。
また、セサミンはゴマ一粒あたりにわずか0.4%~1%程度しか含まれていません。
ゴマの約50%~55%は、不飽和脂肪酸であるオレイン酸とリノール酸という脂質が占めています。
残りの約20~25%はタンパク質であるアミノ酸であるため、ゴマ一粒あたりのカロリーは高いです。
大さじ一杯程度で約52kcalもあるため、毎日沢山食べると脂肪が蓄積されて肥満になる可能性が高くなります。
硬い殻に覆われていて、さらに脂質が多いゴマから直接セサミンを摂取することは、効率がよいとはいえません。
セサミンの一日の摂取目安量は、約10mg程度です。
この量をゴマから摂取するためには、ゴマを約2500粒~3000粒もの量を食べなくてはなりません。
毎日これだけの量を食べることは非常に難しいですし、そのままでは硬い殻に覆われているため、確実にセサミンを摂取できるとは限りません。
また、ゴマは脂質が多いので、毎日3000粒も食べてしまったらカロリーの摂り過ぎて肥満にも繋がります。
ゴマからセサミンを効率よく摂取するためには、すりゴマや練りゴマを食べることをおすすめします。
ゴマを炒ってから擦ることで、セサミンが硬い殻に覆われている状態ではなくなるため、セサミンの吸収率が上がります。
また、すりゴマや練りゴマは、ゴマドレッシングなど様々な料理に活用することができるので、毎日気軽にセサミンを摂取できます。
2-1.すりゴマと練りゴマの作り方
a.ゴマをフライパンで約10分程度炒ります。
b.すり鉢に移して擦り潰し、粉の状態になったらすりゴマの完成です。
c.さらにゴマを擦り続けて、油脂がでてドロッとした状態になったら裏ごし器にかけ、滑らかになったら練りゴマの完成です。
セサミンは、すりごまや練りゴマを食べることで効率よく摂取することができますが、カロリーが高い点が問題です。
カロリーの心配をせず、より効率的にセサミンを摂取するならサプリメントが最適です。
セサミンのサプリメントなら余計な脂質が省かれていて、一粒一粒にセサミンが凝縮しています。
セサミンの抗酸化作用を十分に発揮するためには、毎日セサミンを摂り続けることが大切です。
毎日セサミンを摂取して、老化やガンなどの病気を予防し、健康と若さを維持しましょう。